産寧坂イメージ

2024.6.28

七味家周辺にある坂

七味家本舗がある清水寺周辺には、「産寧坂」や「二寧坂」といった有名な坂が数多く存在します。なぜ、坂が有名になっているのか?また、特徴的な名前の由来はどこから来ているのか?それらの内容についてご紹介していきます。

産寧坂

産寧坂は、京都らしい石畳と建物が立ち並ぶ風情ある坂です。伝統的建造物群保存地区に指定されている場所であり、古き良き京都の景観が色濃く残っているのが特徴です。産寧坂は世界遺産に認定されている清水寺へと続いており、周辺には料亭やお土産屋が立ち並び常に観光客でにぎわっています。

名前の由来は、もともと泰産寺の子安塔へと通じる道であったことから、「産(う)むが寧(やす)き坂」と名付けられたと言われています。
また豊臣秀吉の正室・北政所が子供の誕生を念じて、産寧坂を経由して清水寺までお参りしたそうです。

二寧坂

二寧坂は、一念坂・産寧坂と同じ場所に位置し、この3つ坂は一つの参道として一続きになっています。二寧坂は、一念坂の入り口から東に進んだところにあり全長約150mに及ぶ坂道です。

参道には京漬物が20種類味わえる飲食店や、京都の景観に溶け込んだ和風のスターバックスなどがあります。ゆっくりと観光を楽しみながら、ランチやカフェができるのが二寧坂の魅力です。

名前の由来は、「歩いているときに転ぶと2年で死ぬ」という言い伝えや、三寧坂の下にあるから二寧坂と呼ばれるようになったという説があります。

一念坂

一念坂は二寧坂に続く参道であり、85mほどのゆるやかな坂道です。細い路地には昔ながらの古都の街並みが見られ、うどん屋・そば屋・お土産屋などがあります。

名前の由来は、ニ寧坂の下に位置することから一念坂と呼ばれるようになったそうです。三寧坂・ニ寧坂と同様に、毎日たくさんの観光客でにぎわう観光スポットです。

五条坂・茶わん坂

五条坂は京都の五条通と東大路通との交差点周辺にあり、清水焼発祥の地として知られています。陶器店や窯元をはじめとした焼き物屋が多く並んでいるのが最大の特徴です。

五条坂で清水焼が作られるようになったのは8世紀頃と言われており、僧行基が清閑寺村茶碗坂で製陶したことが始まりとされています。清水焼の長い歴史の中で数多くの名工を輩出していることから、「焼き物の町」として全国的に有名なエリアとなっています。

清水坂

清水坂は東大路地から清水寺へと続く参道であり、道の両側には清水焼や京焼、お土産屋などが軒を連ねます。清水坂を上りきった先には世界観光遺産に登録されている清水寺があるため、観光客や修学旅行生などで混雑していることが多いです。

また清水坂の楽しみ方として人気があるのが着物をレンタルしての観光です。レンタルできるお店がいくつもあるので、振袖を身にまといながら風情ある景観を満喫するといいでしょう。

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