清水寺界隈イメージ

2022.1.1

清水寺界隈のこと

東山・清水寺界隈には、寺社仏閣・多数の観光スポットがあります。

清水寺・被災マツで作った大日如来坐像

台座を含めた仏像の大きさは、約2.7メートルで清水寺の塔頭のひとつである真福寺(大日堂)の仏像を模して作られました。

この大日如来座像は、東日本大震災の大津波で流された岩手県陸前高田市の名勝「高田松原」のマツを使用しており、被災地の復興と犠牲者への鎮魂の思いが刻まれています。

京都伝統大学校が制作をし、完成までにブータンのワンチュク国王夫妻、陸前高田市や宮城県塩竈市、神戸市などで11113人がノミを入れ、鎮魂と復興の祈りを刻みました。ノミを入れた方の中には、熱心に手を合わせる姿が見られたそうです。

そもそも、大日如来座像は、真福寺のご本尊を新調するため、清水さまが京都伝統大学校に依頼していました。制作に取り掛かる矢先に東日本大震災が発生し、急遽「高田松原」の流出マツで仏像を作ることになったとのことです。

完成した仏像は、2012年4月26日に陸前高田市でお披露目され、5月1日に開眼法要が清水寺の本堂で行われました。年内は、本堂に安置し、その後、真福寺に移されます。

清水寺門前会寺の修正会(しゅしょうえ)

清水寺門前会は、清水坂の老舗・店舗で構成されている会です。清水寺の行事や事業に協力し、様々な形で門前の繁栄に寄与されています。

修正会は、元旦から本堂内々陣で五穀豊穣、家内安全、商売繁盛、世界平和などを祈願するもので、その結願の日である7日に無病息災を念じて「牛玉宝印(ごおうほういん)」「御香水(ごこうずい)」を授与されます。

「牛玉宝印」は、額に朱印を押すもので、紙を額に乗せてお礼としてもお持ち頂けます。

洛東 東山の麓に「霊山観音」

清水本店から徒歩10分程の所に「霊山観音」(りょうぜんかんのん)があります。平和な日本の建設と殉国の英霊や大戦の犠牲者の冥福を祈念するため故・山崎朝雲により昭和30年に建立されました。

「白衣観音」をイメージした慈顔あふるる麗しい観音様は胎内にも入る事ができ、十二支守本尊が祀られています。機会がありましたら一度訪れてみてはいかがでしょうか。

知恩院

産寧坂から二年坂、さらに円山公園を抜けると知恩院にたどり着きます。法然上人が開いた浄土宗の寺院で、後半生を過ごされたゆかりの地に建てられた寺院で、800年以上の歴史があるとのこと。浄土宗の総本山として名高く、正式名を、華頂山知恩教院大谷寺といいます。

美しい緑の東山をバックに、壮大な佇まいの門をくぐりぬけていくと、広い境内には重要文化財の建造物がいくつもあります。

青蓮院門跡

七味家から徒歩で北へ約20分、青蓮院門跡を訪れました。伝教大師最澄によって開山された青蓮院は、皇族や公家が住職を務める「門跡寺院(もんぜきじいん)」で、とても格式が高いお寺です。粟田御所とも呼ばれる天台宗の三門跡のひとつで、国の史跡にも指定されています。また「青不動」のいらっしゃるお寺としても知られています。

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