唐辛子イメージ

2022.9.12

唐辛子のこと

唐がらしはナス科トウガラシ属の植物で、原産は中南米と考えられており、コロンブスがアメリカ大陸を発見したのち、タバコとともにスペインへ持ち帰りヨーロッパ世界に広まりました。

日本へは、16,7世紀ごろ、スペインからやはりタバコと一緒に渡来したといわれ、寛文年間には、京都でも伏見近辺で盛んに栽培され、日本の食文化に欠かせないものになりました。

当店の場合は、七味・一味唐がらしはもちろん、焙煎して辛さを増した烈炎(れっか)乾燥させた鷹の爪など様々な商品で使用しています。他に限定商品として唐辛子豚まんなどのバリエーションも多数あります。

唐辛子で成人病対策?

肥満イメージ

肥満に福音。唐辛子で成人病対策。

働き盛りの中高年の中には「肥満」でお悩みの方が多いと聞きます。ゴルフやジョギングをしてもすぐには効果がでず、半ばあきらめかけていらっしゃる方も多いとか。

そこで「トウガラシ」に関する興味深いレポートを見つけました。それは、京都大学岩井和夫名誉教授が発表されたもので、トウガラシは体内脂肪を酸化分解させる働きがあり、エネルギーを燃やし肥満防止に役立つというもの。

つまり、トウガラシを食べると辛味成分(カプサイシン)が胃、腸から素早く吸収され、血液中のエピネフリン(アドレナリン)の濃度を上昇させます。

すなわち、体内脂肪の起源のひとつである血中の「糖質」を燃やす働きがあるので脂肪の蓄積が少なくなるそうです。よって激しい運動を行ったのと同じような効果が期待できる、と書かれています。

ただし、食べ過ぎると胃の内壁を荒らすので、良質のタンパク質を一緒に食べることが必要。また、高血圧には減塩食が良いが味気ないため七味や一味、山椒を振りかけると、ずっとおいしく感じられる。

従って、減塩食とトウガラシで肥満と高血圧を防ぐことは同時に成人病対策につながるとされています。

だから、七味・一味などを常時食卓に並べておく習慣を…と薦められています。日頃何気なく振りかけている七味や一味に、こんな効果があることをご存知でしたか?

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