食卓イメージ

2024.8.2

日本の山椒にフランス人が虜に?

日本でつくられているぶどう山椒。実は今、フランスで大人気なのをご存じでしょうか?ミシュラン星付きレストランのシェフたちも、山椒をフレンチに活用しているそうです。なぜ今フランスで山椒が人気なのか。その理由をご紹介します。

そもそも山椒とは?

山椒は、ミカン科サンショウ属の落葉低木になる実です。日本原産で、古くから香辛料や漢方薬として利用されてきました。独特の風味と辛味、そして舌が痺れるような刺激が特徴です。

山椒には、大きく分けて「青山椒」と「赤山椒」の2種類があります。青山椒は未熟な実で、爽やかな香りと強い痺れが特徴。一方、赤山椒は完熟した実で、より複雑な風味と穏やかな痺れが楽しめます。

フレンチに山椒が使われる理由

フレンチに山椒が使われるようになったきっかけは分かりませんが、現在山椒はフランスの美食界に広まり、今では多くのレストランで活用されています。

人気の理由は、”これまでになかったアクセント”が料理に加えられるからです。山椒の独特な風味かつ繊細な味わいは、フレンチ料理本来の味を壊さずに、調和しつつ新たな風味をプラスできます。山椒の痺れと柑橘系の香りが、フレンチの定番食材である魚介類やフォアグラなどと調和し、料理に奥行きと複雑さを与えるのです。

さらにはチョコレートにも山椒を使ったり…。日本ではうなぎに使う程度でしか認知されていない山椒ですが、フレンチではさまざまな調理法で山椒が利用されています。逆にこのフレンチの活用法を真似して、日本国内でも、料理に山椒を使うケースが増えてきているようです。

再確認すべき山椒の魅力

日本ではあまり使われていなかったものの、フランスで大人気となっている山椒。日本人ももっと活用すべきではないでしょうか?山椒には味だけでなく、そのほかにも魅力があります。

薬として使われるほど体に良い

まず、食欲増進や消化促進、冷え性改善といった効果。山椒は古来から薬として使われており、今でも健胃薬として日本の薬局で生薬として登録されているほどの健康食品です。新陳代謝を高め、体に溜まった老廃物や毒素を排出する作用があるため、糖尿病や感染症の予防にも効果があります。

他の調味料との相性も抜群

山椒は、スパイスとしての刺激があるだけでなく、ミカン科なので柑橘系の風味もあります。だからこそ、他の調味料との相性が抜群です。胡椒と合わせて、さらにスパイシーな風味に。また、レモンと合わせて、刺激的かつ爽やかな風味に。生姜と合わせることで、美味しく体に良いドリンクを作ったり…などなど、組み合わせ次第で活用の幅が広がります。

七味家の山椒をぜひ

山椒イメージ

七味家の山椒は、国内の契約畑にて大切に育てた山椒を厳選し加工した粉山椒です。その繊細かつ香り高い風味は、料理の邪魔をせず引き立てる、まさに「縁の下の力持ち」です。ぜひあなたの料理をアップグレードさせるためにご活用ください。

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