お歳暮イメージ

2022.11.25

お歳暮のマナー

お歳暮は、年越しに必要なものを贈る風習で、昔は、新年の準備を始めるころ、つまり12月中旬頃に行われていました。

現代では、お歳暮は年末の挨拶としての贈り物に変わりつつあり、12月初旬、早ければ11月末ごろから贈る場合もあります。

年末が差し迫った12月下旬に贈るのは一般的なマナーには反しますが、生鮮食料品を贈る場合に限っては、なるべく遅い時期に届くようにする場合もあるようです。

どんな熨斗紙をつけたらいい?

一般的にはご贈答用の特別な印(熨斗)がついた熨斗紙(のしがみ)が用いられますが、紅白花結びの一般お祝い用のものが用いられる場合もあるようです。

表書き「御歳暮」と書き、送り主の名入れを行います。

ご挨拶状をつけた方がいい?

お歳暮は、本来であれば相手に持参し、日頃の感謝の気持ちを込めて贈るものなのですが、最近では宅配などでお送りになる場合がほとんどです。

身内の方などにお贈りするときは、電話での挨拶でも問題ありませんが、日頃たいへんにお世話になっている特別な方には、ご挨拶状をつけるか、またはお歳暮が届く頃に合わせて別に手紙・はがきをお送りしても良いでしょう。お礼の気持ちは簡潔に書きましょう。

喪中の相手に贈ってもいい?

お歳暮はお祝い事の贈りものではありませんので、普段お世話になっている方への感謝の気持ちさえあれば、マナーには反しないといわれています。

ただし、ご不幸があって間もないお宅には、時期をずらして「寒中お見舞い」など別の形でお送りする方が良いでしょう。また松の内(1月7日まで)や初七日が終わっていない間、また法要の日に持参するのは避けた方が良いでしょう。

お歳暮のお返しは必要?

マナー上 特に必要ありませんが、感謝の気持ちを込めてお礼状をお送りするようにしましょう。

気になる場合には年内でしたら「お歳暮として」、年明け後は「お年賀」としてお贈りしてもよいでしょう。

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